Presto
この言葉を見ると、なんとなくあせってしまう気分になりませんか?
早く、早く!とせかされてるような。
曲の最初に書いてあると、「超特急!!」なんて思ったりして。。。
確かに、急いで!というニュアンスはあるのですが、動作が「速い」、というよりは、時間的に「早い(短い時間)」、というほうの意味が強いみたいです。
1、すぐに、まもなく
2、速く、いそいで
3、容易に、たやすく
4、早くから、朝早く
物凄く速い!という感じは思ったほどないですよね。
イタリア語の文を少し。。。
Normalmente vado a letto presto
Normalmente ふだんは
vado a letto ベッドへ行く(寝る)
presto 早く
つまり普段は早く寝ます、ということなんですが、イタリア語は日本語と同じで、主語がなくてもしゃべれます。それくらい動詞が変化するので、わざわざ「私が」などと言わなくてもわかるんです。
vado とくれば、主語は「私」
Presto!Aiutatemi!
早く!助けて!!
時間がはやい(短い)・・・というところから、簡単な(容易にできる)と言う意味も出てくるんですね。
si fa presto a dire
言うのはたやすい。(直訳すると、言うことは、行なう事よりも簡単)
イタリアでも日本と同じような言い方をするんですね。
ようするに、Presto と書いてあったとたんに、「可能な限り速く」するというほどのニュアンスはこの言葉にはない、ということなんですね。
実際先日イタリア語のレッスンの終わりにインストラクターが
「arrivederci a presto!!」(また近いうちにね)
と言った時には感動しました!
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