音楽用語集

8VA


楽譜の中に出てくる、

 

8va....

 

 

子どものころ私は、これが出てくると

「8点点々」

 

と言っていました(笑)

なぜか、点が3こ。

 

一応、これが、点々の範囲で、

一オクターブ上げたり、下げたりする、というのは

知っていましたが、

 

VAって何???

 

上げるか下げるかは、音符の上に書いてあるか、

下に書いてあるか、という説もありますが、

たいていは、

前後のフレーズの流れで、わかりますよね。

 

だけど。。。

これ、なんて読むんでしょう?

 

あんがい知らないみたいなのと、

音楽辞典にはなんてのっているのかな、と思って、

改めて調べてみました。

 

始め、なかなかみつからない!

なにせ、8 は数字ですからね~

 

で、ようやく見つけました。

 

辞書には

 

ottava alta (オッターヴァ アルタ)

ottava bassa (オッターヴァ バッサ)→ 8vb もあるらしいですが見たことはありません。。。

 

 

とあって、まあ、そのままイタリア語、ですね。

 

もともと イタリア語では、 

 

8 otto

8番目の ottavo

 

ということから、ottava 8度音程

なんですね。

 

alta アルタは高い。 bassa バッサは低い。

 

(もちろん、本来語尾は、

一緒に使う名詞の性や複数か単数かによってかわります)

 

 

これを、わざわざ数字を使って

8va なんて書いてあるので、なんて読むんだ?

と一瞬思ってしまうのかもしれません。

 

数字を使ったほうが、視覚的にわかりやすいから、なのかな。

 

フランス語もそうですが、ラテン語系の言葉は、

このようによ~く、省略します。

長いからかな?

だけど、ドイツ語はそんなことあまりなさそうです。

 

これもまた、お国柄、なのかもしれませんね。